水のない砂漠で生き残る方法【雑学】
あなたが何らかの形で、砂漠の中心で取り残されてしまった場合、水を見つけられるかどうかが生死を分けることになります。
通常、人体は水がなくても、約3日間ほど生き延びることができますが、暑い砂漠の気候では、3日間、生き延びるのは難しいでしょう。
今回は、そんな砂漠から生き残る方法について解説します。
まず大前提として、水がない場合は、フルーツや野菜などの食料以外は、できるだけ口にしないほうがいいでしょう。
食べ物を食べると、消化する時に多くの水分が使われるので、楽しみにとっておいた暴君ハバネロはお腹が空いても、できる限り我慢したほうがいいでしょう。
そして、直射日光を避けて、夜になるまではできるだけ動かずに、汗を最小限に抑えることが大切です。
日陰があればそこで休み、皮膚からの水分の蒸発を防ぐために、衣類を着用し帽子やタオルがあれば、頭にかぶせておきましょう。
衣類を尿で湿らせておくのも、水分の蒸発を防ぐのに有効です。
さて、何とか日中をしのぎしのぎ、夜になったので水を探しに行きましょうか。
ん?サボテンがありますね。
よくよく見ると、水分を含んでいて、とてもおいしそうに見えてきました。
しかし、ここは我慢しましょう。
サボテンは、確かに果肉に多くの水分が含まれていますが、多くのサボテンは、有毒なアルカロイドを含んでおり、下痢や嘔吐を引き起こし、脱水症状になってしまうこともあります。
砂漠では、それが死に直結しますので、サボテンの誘惑に分けず、歩き続けたほうがいいでしょう。
さて、しばらく歩き続けていると、蚊やハエを見つけました。
いつもは鬱陶しいだけのハエですが、この場合は必ず後を追いましょう。
虫がいるということは、必ず水分を補う場所があるということを意味しています。
特にハチは水源まで、直線距離で飛ぶので、水を見つけやすくなります。
暫く後を追いましたが、オアシスは見当たりませんね。
でも、小さな植物や、湿った土を見つけました。
このような地形の下には、地下水があることを示しています。
30cmほど掘り進めて、さらに湿った土が出てきたら、水が湧いてくるのを待ちます。
でも、なかなか水が湧いてきません。
日も出てきていますので、今日はここで休み、また明日、日が沈んでから行動しましょうか。
でも、休む前にやることがあります。
暴君ハバネロをセブンイレブンで買った際に入れてもらった、ビニール袋を利用しましょう。
植物は、葉っぱから水蒸気を出すので、ビニール袋で草や枝を覆い、ビニールの口を閉じて密閉させれば少量ですが、水を得ることが可能です。
もちろん、これで得られる水分は雀の涙程度ですが、それでも大きな希望になります。
そして、また明日、日が沈んでからこの行動を繰り返しを行っていきましょう。
紹介したうちのどれかで、水を得ることができれば、助けが来るまで生き延びることが出来るはずです。
あとは、諦めないことが重要かもしれませんね。