良いアイデアの生まれ方【雑学】
良いアイデアはどこから生まれてくるのでしょうか?
例えば 、Facebook のようなSNSの構想や、 iPhone のような革新的なデザイン、漫才師のネタなど、もっとクリエイティブになりたい、良いアイディアを思いつきたいと思っていても、なかなか思いつくものではありません。
今回は、そんなアイデアがどこから生まれるのかを考えてみましょう。
革新的なアイデアは、思いつくのに長い時間がかかり、ワインのように、ひっそりと眠っています。
それまでは、「こんな感じのものがあったらいいなー」といった「予感」を自分の中で育て続けることになります。
構想自体は、2,3年、時には10年や20年前にあったというような話をよく聞きますが、それがまさに、ここで話す良いアイデアの例です。
良いアイデアを思いつくには、時間をかけるだけではいけません。
その時間で、予感と予感をぶつけ合うことが必要です。
予感のぶつかり合いとは、自分がアイデアと、他の人ももたらしてくれたアイデアをぶつけることです。
例えば、誰かが話した内容や、作品、本を見た時に、ふと「こういうものもあるのか」と、思いますよね。
そして、そのアイデアを、自分の中のアイディアとをぶつけていくと、とある日、突然大きなアイデアへと変貌を遂げるのです。
つまり、革新的なアイデアを閃くためには、「自分の中で小さなアイデアの芽を育てながら、多くのものに触れる必要があるのです。」
これは、歴史上、革新を起こした人たちを見ても分かります。
ワールド・ワイド・ウェブ(World Wide Web )を発明したティム・バーナーズ=リーは、今やだれでも使っているインターネットを作るのに、10年間も構想を繰り返しました。
1980年に、彼はWebサイトの根底にあるENQUIREといったコンテンツを作り上げましたが、まだ未熟な者だったので、公開されることはありませんでした。
しかしその後、共同開発者のロバート・カイリューのアイデアとぶつけ合いながら、約10年をWWW(World Wide Web )の全体像が生まれたのです。
あなたに、すでにアイディアの目があるのでしたら、様々なものに触れる必要があります。
革新的なアイデアは、他の人と出し合い、また他の人の予感と自分の予感を組み合わせることで、生まれるのです。