特定の人を好きになる理由【恋愛】
最近誰かに恋をしましたか?
恋をしている時は、何だか頭がボーッとして、心を締め付けられるような気分になりますよね。
人によっては、食欲がなくなったり、息苦しくなったり、一体頭の中で何が起こっているのでしょうか?
今回は、あなたがどうしてある特定の人に惹かれてしまうのかを解説します。
さて、私たちはメガネをかけたり、小難しい本を読んで利口ぶっていますが、私たちも動物である以上、脳から発せられる化学物質と本能の思うがままに動いています。
私たちのDNAには、遺伝子的に良いパートナーを見つけ、交配し、子を生み、子孫を育てるという、古代からの本能が刻み込まれています。
現在は、古代に比べて、ほぼ毎日仕事に行きますし、コミケの1日前に、列に並ばなければならないため、多くの社会的な制約がありますが、それでも、子孫を繁栄させるという本質的な部分は、変わっていません。
ヴィトンを買うのも、高級時計を買うのも、すべてモテたいという潜在的な欲求が隠されているのです。
さて、自然人類学者のヘレン・フィッシャーさんによると、「ロマンチックな恋愛は中毒症状と同じもの」だといいます。
あなたもそう、恋愛中毒なのです。
つまり、恋がしたくてしたくてたまらないのです。
しかし、誰でもいい、というわけではありませんよね?
人が誰かに惹きつけられる時、無意識のうちに相手の「遺伝子」や「見た目」、そして考え方や宗教、仕事、経済力を比較検討していると言われています。
「なんだよ!結局見た目、金 かよ!」と思った方、まだそう思うのは、早いかも知れません。
だって、見た目やお金がなくても、好きになることはありますよね?
なんか良い、なんか好き。
この問答無用の恋愛感情の原因は、ドーパミン、セロトニン、テストステロンとエストロゲンによるものです。
「ドーパミン、セロトニン」はあなたに強い多幸感と、依存性を引き起こします。
もう一つは、男性ホルモンの一種であるテストステロンで、このホルモンの分泌が多い人は、「女性的な顔」をした女性に惹かれやすくなります。
最後の一つは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンで、このホルモンが多い状態のときに、女性はより魅力的に見えるようになると言われています。
つまり見た目が良くなくても、相手に「ドーパミン、セロトニン」を出させる魅力があったり、さらに言うと、相手と自分でテストステロン、エストロゲンの活発さ、タイミングによっては、好きになったり、なられたりするというわけです。
そして、誰かのことが気になりだすと、脳からこれらのホルモンが溢れ出し、冷静な判断ができず、脳に「この人しかいない・・・運命の人だ」と勘違いをさせます。
世界に、異性が35億人もいるのにも関わらずです。
なんだか、知れば知るほど悲しくなってきましたね。
人が人を好きになるのは、シンプルなようで難解ですね。