うつ病と４つの言葉【メンタル】
あなたはうつ病になったことはありますか？
うつ病を患った人と、普通の人の発言は、大きく異なったものになります。
近年、様々な研究により、言葉と感情の関係性が立証され、言葉で、その人の精神状態を読み解くことができるようになりました。
今回は、うつ病の人が使う言葉を4つ解説します。
一人称
うつを発症している人の日記やブログを見ると、「私は」「僕が」「俺からすると」のような一人称をいくつも使う傾向があります。
しかしそれに対して、「彼ら」「あいつ」「あの子たち」のような、二人称や三人称の使用量は極端に少ないことがわかっています。
実はこれは、うつ病の人の大きな特徴で、興味や関心がすべて自分自身に向かい、逆に他人への興味が薄れているという状態です。
うつ病の人は、自分のつらい過去や苦い思い出を繰り返し思い出したり、社会に馴染めないことがありますが、このように自分のことだけで、思考が止まることも一人称の言葉を多く使う原因と考えられています。
絶対の言葉
うつ病の人は、「完全に」「明確に」という極端で、絶対的な言葉を使いたがります。
これは「白か黒か」「0か100か」という物事を狭く捉えてしまう心理の表れと言われています。
ちなみに、あるネット掲示板で6400入以上の言語を分析したところ、こういった強言動をする人たちに、はっきりとうつ病の兆候があることが分かりました。
絶対主義や完璧主義的な思考が心を疲弊させて、鬱へとつながっていくのではないかと考えられています。
ネガティブな感情表現
これは、恐らくうつの症状の中で、一番わかりやすいものだと思います。
鬱の人は、「不安だ」「絶望だ」「おしまいだ」など負の感情を表す言語をやたらと使う傾向があります。
これは常日頃から落ち込んだ気持ちがずっと続くせいで、そういった感情が言葉として現れているのです。
あなたが、このような言葉を発しているであればやめたほうがいいでしょう。
「中トロ」と聞くと唾液があふれるように、脳はその言葉の真偽の区別がつきません。
あなたがネガティブな言葉を発すれば走るほど、あなたは、少しずつその言葉通りの人間に染まっていくのです。
完璧主義
うつ病の人は、常に「～しなければいけない」「絶対に」「必ず」という、ある種の強迫観念にとらわれて、絶対の言葉を使いがちです。
目指すべき理想が高く、現実とのギャップが埋められず、自分にも他人にも融通を利かせることがでいきません。
物事に妥協や手抜きを許さずに、厳しい言葉と評価ばかり下します。
自分の理想通りの結果が出ないと自分に苛立ち、必要以上に自分を責めるのも特徴です。
結果的に自分で自分を追い詰めてしまい、さらに精神は、病んでいくのです。
いかがでしたか？
あなたが、自分を変えたいのであれば、まずは言葉から変えてみるというのはどうでしょうか？
