秋の人生相談室

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人口1人しか住んでいない孤独な村について【雑学】

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東京には、約1300万人が住んでおり、平日にも関わらずどこもかしこも混み合っています。


こんなゴミゴミした場所に住んでいると、山奥で森の仲間達と共に静かな暮らしができる村で、暮らしたいと思うものです。


しかし、世界には人口一人の孤独な村が存在しています。


今回は、そんなボッチが住んでいる村の謎をお話しします。

 

 

 

 

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アメリカのネブラスカ州のモノウィという村には、御歳84歳のエルシー・アイラ―さん一人だけが住んでいます。


とはいえ、エルシーさんは、はじめからボッチだったわけではありません。


では、この村の人口がたったの一人になってしまった経緯を、村の歴史と共に振り返っていきましょう。


モノウィ村は、この場所に、鉄道が敷かれた、1902年に爆誕し、1930年代になると人口150人にまで発展しました。


しかしその後、若者が大都市へ移り住むようになり、90年代には8人、2人の子どもも村を出て、2000年には、ついに二人になってしまいました。


その2人というのは、エルシーさんとその夫、ルディーさんです。

 

しかし夫のルディーさんは、2004年に他界、住人は エルシーさん一人になってしまいました。

 

現在この村には、空き家2つを含めた、3つの家しかありません。


さて、こんなさび層の村で、エルシーさんは一体どんな「ぼっち生活」を送っているのでしょうか?


彼女は自分一人しかいないこの村で、村長をやっており、たまに来る観光客のために、「Monowi Tavern(モノウィ・タバーン)」というバーを経営しています。


朝9時から営業しており、車で通り掛かった人や、トラックの運転手が立ち寄る、パーキングエリアのような場所のため、エルシーさんも一人寂しい思いをせずに済んでいるというわけです。

 

中には、一人でバーを開いているエルシーさんに会うために、わざわざ足を運ぶ人もいます。


その他にも、モノウィには、蔵書数5000冊を誇る図書館もあります。


この図書館は、「図書館を設立したい」という、亡き夫・ルディーさんの夢を実現させたもので、 ルディ図書館と名付けられており、その豊富な蔵書数から、周辺の住民にも好評だといいます。

 

エルシーさんはモノウィ村に住んで、80年以上もの間この地で生活してきました。


エルシーさんは、このモノウィ村に進めてとても幸せだと語っており、今後も一生この村に住み続けると語っています。


ということで、たった一人の村は、寂しくて悲しい場所ではなく、むしろ暖かみのある場所だったんですね。